2020年6月 6日 (土)

鶴見川橋

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 鶴見川橋を描くときは、いつも「この橋の全景を手元のスケッチブックに収めきれるか」という緊張感を持つ。少し上流に、同じくアーチ形の「森永橋」が架かっているが、森永橋を描くときはさほどに橋の大きさを意識しない。むしろ三角のアーチを正確に描きとれるかという「構造」の方に目がいく。

[スケッチ場所:鶴見中央2丁目19番付近]

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2019年11月24日 (日)

向野排水樋管

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 横浜市下水道局北部第一水再生センターから、鶴見川へと流れる排水口である。
昭和57年発行の『鶴見区史』には「とてもキレイとはいえない排水がうずを巻いて流れ出し、なぜかここに小魚が集まる。」とあるが、令和の現在では、排水口から流れる水は確かに再生された水であるという印象をもつ。小魚が集まっているのは昔どおりである。
 この「向野」という名は、かつて、この地が対岸の上末吉町の飛び地であった時代の名残だ。上末吉町の前身である末吉村が誕生した時代には、鶴見川の川筋が今の元宮寄りだったのであろう。図を見ると、延々と続く湿地帯であったことがうかがわれる。
[スケッチ場所:元宮2丁目]
[地図左:昭和28年(1953年)のもの 地図右:現在のもの 地名が変更になっている。☆印は、スケッチ場所]

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2019年5月 1日 (水)

東口駅前通り公園の桜

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 鶴見東口駅前通り公園は、狭いながらも隠れた「桜の名所」である。ビルの間に作られた正方形の土地に、桜が勢いよく枝を伸ばしている。花壇に植えられた菜の花も色鮮やかで、春の季節を満喫できる場所だ。
[スケッチ場所:鶴見中央1丁目12番付近]

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2019年3月12日 (火)

駒岡の露地栽培

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 駒岡は平坦な土地だ。住宅地の区画は、鶴見駅に近い豊岡などに比べればかなり大きく、瓦屋根の家が多い。ときおり屋敷のような風格を漂わせる家も目立つ。ところどころに残された空き地では、露地栽培がおこなわれている。かつての、農業が盛んだった時代の鶴見が感じられる。
 スケッチをしている最中、近所の方が、畑にクワを入れていた。
[スケッチ場所:駒岡4丁目8番地付近]

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2018年5月29日 (火)

米海軍貯油所

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 「安善橋」バス停で降車すると、貨物線路の向こう側に芝生の広がる敷地が見える。米海軍の貯油所である。灰色の壁に囲われている周囲の工場群の中にあって、簡素なフェンスで囲われただけのこの土地は非常に開放的だ。子供でも連れていればそのまま中に入ってしまいそうになる。しかし入口には「WARNING」(警告)の文字とともに「部外者立ち入り禁止」を意味する英語と日本語併記の看板がかかっている。鶴見の中にある「アメリカ」である。
[スケッチ場所:安善町1丁目]

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2018年5月14日 (月)

総持寺 水屋横の小路

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 総持寺の太祖堂と仏殿との間の道を墓地の方へ進むと、小さな水屋がある。手前には水道敷設記念の石碑と地蔵菩薩が置かれている。昭和初期、当時の鶴見町と横浜市との合併が検討された際、その決定条件となった一つが水道敷設である。昭和2年に鶴見は横浜市と合併。この記念碑は、昭和15年に設置されたものだ。
 水屋の脇には小路がある。路地とすら言えないような小さな路だが、総持寺保育園へ通うには非常に便利だ。きれいに並べられた丸い敷石が、ここを通る園児達を楽しませてきたのだろう。
[スケッチ場所:総持寺境内]

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2017年10月20日 (金)

秋葉神社

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  鶴見神社境内に7つの小さな社がある。そのうちの一つが秋葉神社だ。鶴見区誌によると、祭神「天軻遇突命(かぐつちのみこと) 天文年間(1532年~)の創立というも来歴は不明」とある。住宅地図を見ると、昭和62年までは、現在のザバススポーツセンター敷地内にあったのが確認できる。
  秋葉神社は浜松にある秋葉山を神体とする火よけ信仰の神社だ。往年は周囲の集落より祀られていたのが、急激な宅地化により逆に邪魔者扱いされ、鶴見神社の境内に押し込められてしまった姿を見るのはなんともやりきれない。あえて両隣の社を省き、背景の松の木と合わせて描くことにした。
[スケッチ場所:鶴見中央1丁目 鶴見神社境内]
(地図左:昭和62年  地図右:昭和63年)

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2016年7月18日 (月)

最厳寺踏切

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  尻手駅と矢向駅をつなぐ貨物用の尻手短落線は、碁盤状に整備された矢向3丁目から4丁目の生活道路を斜めに貫いている。そのためほぼ100mに一度踏切が出現する。これはそのうちの一つ、最厳寺踏切だ。矢向4丁目に「最願寺」があるための命名であろうが、一文字違うのがなんとも奇妙だ。一日に数本のみ通るような貨物線の線路に、「車は通行できません」という札がかかる。その両脇に、夏草が青々と茂っている。周辺の踏切も歩いてみたが、そのどれよりも静かで小さな踏切である。
[スケッチ場所:矢向3丁目31番地付近]

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2016年5月24日 (火)

愛宕神社

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 下末吉の愛宕神社は、生活音が聞こえるほど住宅地に接近していながら、いつ行っても「静けさ」に守られている。境内にたどり着くには、二つの鳥居の下を通る長い階段状の参道を登らなければならない。境内は柵に囲まれており通り道となっていないので通行人は極めて少ない。そういった地理的な理由もあるが、なんといっても社殿に荘厳さがあるためだ。光と影がくっきりつうつる木の社が、この小さな土地を神聖なものにしている。
[スケッチ場所:下末吉5丁目29-17]

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2016年4月29日 (金)

生麦の高架下

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 街歩きをしていると、それぞれの街に独特の「色味」のようなものを感じる時がある。生麦の街を道なりに歩いていると、それを特に強く思う。東海道沿いに密集した住宅と住宅の間に落ちる影の色、国道駅に残る昭和の時代の看板の色、そして鶴見川の河口で感じる海の気配の色とでも言うのか。晴天の日よりも、むしろ曇天の日の方が絵になるという不思議な街である。
[スケッチ場所:生麦5丁目25番地付近]

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