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2006年4月 4日 (火)

鶴見駅発バス停での出来事

 2月某日、鶴見駅西口のバス停での出来事である。帰宅ラッシュのバスは始発からほぼ満員だった。寒い中列をなして待たされた乗客を乗せていよいよ出発、というときになって、小学校3年生ぐらいの男の子が前方の乗り口から乗り込み、運転手に話しかけてきた。マイクを通して漏れ聞こえる話によると、どうやらこの少年は同じ系統の別のバスに財布を忘れてしまったらしいのだ。東口の市バス事務所に行けば話は早いのだろうが、時間が遅くて閉まっていたのか、あるいは「事務所に行く」という発想を持てなかったのか、すがるように運転手に問いかけている。相手がいい大人なら「ここに電話して下さい!」と応対するのだろうが、なんと言っても小学生である。運転手は無線を使って事務所と交信し、財布の忘れ物がないか尋ねている。乗客達も辛抱強く待っている。結局、その時点では財布は届いておらず、見つけたら連絡してあげるよということで、運転手が「名前と電話番号を言ってね」と言ったとたん、突如男の子はバスから逃げるように降りてしまったのだ。「え!?何故!?」運転手はポカン。乗客たちもポカン。これだけ皆で待っていたのに、ボクどうしたんだ?!届いてないならもういいやと思ったのか、それとも大人達の「早くしろ!」の無言の圧力が怖くなってしまったのか・・・奇妙な疑問符と共に、後味悪くバスは出発したのだった

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