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2006年4月 4日 (火)

新興駅前の由来

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 バス停の名前の由来となった建造物が、すてに無くなってしまっている例は多くある。横浜市営バスの17系統にある「新興駅前」もその内の一つだ。新興駅とは、神奈川区守屋町から鶴見区大黒町まで通されていた貨物の路線「新興線」の終着駅である。(なぜ「新興線」と名づけられたかは不明。)写真を撮影した2004年時点で、この新興線はほとんど使われていなかった。線路はかろうじて存在したものの、「新興駅前」のバス停付近に「新興駅」が見当たらず、駅の跡地らしき場所に詰め所のような小屋が建てられていた。しかしその後レールも小屋も撤去工事を行ない、バス停付近にはほとんど駅の痕跡がなくなった。現在「新興駅」は神奈川区守屋町に移され存在しているが、バス停とは大分離れた場所であるため、今では何故17系統のバス停に「新興駅前」の名称がついたのか、乗客も見当がつかないだろう。
 かつて京浜工業地帯の湾岸地区は、貨物輸送の線路がはりめぐらされていたようだが、昭和50年代後半になると輸送手段がトラックなどに切り替わり、貨物の廃線が相次いだ。その京浜地区の歴史の一旦が、今ではバス停の名前にのみ残されているのである。(写真上左:鶴見区大黒町6番地のバス停)(写真上右:バス停近くにあった小屋)(写真下:神奈川区守屋町3丁目にある現在の新興駅)

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