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2006年5月 4日 (木)

岸谷庚申(きしやこうしん)

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 庚申信仰は江戸時代に流行した民間信仰である。宝暦10年(1760年)に作られたという岸谷庚申は今でも龍泉寺の傍にある。石には青面金剛像と、踏みしめられる悪鬼、その下に見ざる言わざる聞かざるの三猿が彫られている。台石には「これより江戸の方 こいけさんひた(り)」(子生山(東福寺のこと)左)の文字がうっすらと読め、この庚申塔が道標も兼ねていたことをはっきりと示している。社もどっしりとした作りで、現在これほどの物を制作したらかなりの労力と費用がかかるであろうことが想像できる。かつての民間信仰の底力を見る思いだ。
 しかし平成の現在、この社にはほとんど手入れがされていない。放置されているとまでは言い切れないが、建立当時の篤い信仰心は大分以前に失われてしまったのだろう。(写真:庚申塔台石「これ・・・」と「こいけさん」の文字が縦書きに読める)

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