« カミンでの出来事 | トップページ | 樽綱橋 »

2006年7月17日 (月)

弁天池

Photo_15 
 鶴見川は高低差が少なく海水が逆流しやすいため、農業用水として利用するには不向きであった。そのため鶴見では灌漑用の溜池が多く利用された。「寺谷大池」もそのうちの一つであった。しかし工業化が進むと灌漑の必要がなくなったため、池の一部を記念として残し、その他は埋め立てられてしまった。この残された一部が現在寺谷にある「弁天池」である。
 直径は20メートルぐらいであろうか。周囲をぐるりとコンクリートで固められた「泥沼」のような池は、一見したところ住宅地に突然現れた「穴」のようだ。池の端には弁才天の祠があり、反対側から石橋で渡れるような造形は面白い。しかし子供の遊び場としては危険であるし、宅地化されたこの地域には太古からある池の方がむしろ不自然な存在となってしまっているのは否めない。
 残されたこの池すらもこれから埋め立てられてしまうような予感のする光景であった。

|

« カミンでの出来事 | トップページ | 樽綱橋 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« カミンでの出来事 | トップページ | 樽綱橋 »