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2006年11月16日 (木)

『俳句のつくり方』

Photo_60  私は今まで俳句には全く門外漢で、特に強い興味もなかった。この風景スケッチのブログに俳句でも添えることが出来たらと思い立ち、軽い気持ちで水原秋桜子の『俳句のつくり方』を読んでみた。そこに書かれている注意6条は以下の通りである。
(イ)詩因(これを詠んで見たいと思う題材)を大切にすること。
(ロ)一句に読み得うべき分量を決めること。
(ハ)省略を巧みにすること。
(ニ)配合(組み合わせ)に注意すること。
(ホ)用語は現代語。(意味の通じやすい表現にする)
(ヘ)丁寧に詠むこと。(時間をかけて推敲する)
 語句を少し変えればすべて「風景スケッチの描き方」にも当てはまることに驚かされる。おそらく文芸・音楽・舞踊などあらゆる創作物を生み出す際の極意とは上記の6条に尽きるのかもしれない。その教えを自ら示すかのように簡潔に分かりやすく書かれたこの本は、大変に勉強になる入門書であった。
 しかし残念ながらその俳句の門に入っていくことは出来なかった。というのは肝心の「俳句の鑑賞」が私には出来なかったからである。添削実例の章で「以前よりずっとよくなったでしょう」と直されたその句が以前より本当によくなったのか、今ひとつ呑み込めない。かといって、直される以前の句の方が好きだという自分なりの感想を持つこともない。「そういうものなのか」と頭で理解しようとするのが精一杯の私には、俳句の種がないのかも知れない。(『俳句のつくり方』(実業之日本社出版)昭和35年初版。平成16年第53版。超ロングセラーである)

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