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2006年12月 8日 (金)

鶴見川水難者慰霊供養塔

Photo_64  鶴見川橋近くの川べりに水難者の慰霊塔が建てられている。樹木に覆われた石碑は人目につきにくく、不気味な雰囲気さえ醸し出している。
 「鶴見歴史の会」発行の機関紙「郷土つるみ」に、この塔の建立の経緯があった。もともと鶴見川は葦(よし)が多く生えており、水難者の遺体がその繁みに入り込むと発見された際にはすでに白骨化していることが多かった。その身元不明の死体を「お骨さま」として葬っていたが、この無縁墓に詣でると眼病が治るという話が伝わり、一時は参詣者が溢れるような状態になった。しかしやがて信仰は下火となり、関東大震災や堤防工事などで「お骨さま」の墓は川底に沈んでしまった。昭和55年に地元の方がこの墓を供養塔として復活させ盛大な供養が行われたというのだ。
 塔の裏面にはこの塔を建てた地元の方の名と「建設省」の鶴見出張所長の名前が彫られていた。昭和54年、建設省によりすぐ上流の個所でのショートカット(川の蛇行を直す)工事、および排水ポンプ場の設置が行われている。この供養塔を復活させたのは、大工事の竣工記念の意味が込められているのであろう。

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