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2007年3月 4日 (日)

豊橋

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2_1  前回の緑橋を見に行く途中で偶然に見つけた別の橋がある。「豊橋」である。旭運河と平行して設置されている石の欄干は、なんと片方しか残されていない。存在するべきもうもう片方の側には入船公園の街路樹が並んでいる。欄干の下を覗くと窪んだ地面が見える。
 昭和9年の地図を見ると、入船公園はかつて巨大な貯木場であったことが分かる。豊橋の下には運河と貯木場をつなぐ水路が存在していたのだ。鶴見は船便、川便、陸路とも交通の便がよく、また大正期からの埋立地に進出した大企業の工場労働者向けの住宅供給のために、昭和初期には製材工場や木材店が多く立ち並んでいたという。その後貯木場であった場所は日本鋼管(株)鶴見製鉄所となり、昭和60年には現在の入船公園となった。その過程で池はおろか水路も埋め立てられ、橋の片方の欄干も外されてしまったようだ。
(地図:「鶴見木材会社池」の表記が見える。この会社の詳細は不明である。鶴見区内での木材業者が共同で使用していたのであろうか。)

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コメント

 私の父は昭和5年生まれ。横浜育ちではないけれど、
当時の鶴見について聞いたら教えてくれるかなあ・・・。
運河とか、水路って、ノスタルジックです。
歴史を教えていただき、せつなくなりました。
片方しかないところが、ますますせつない・・・。
 3日間熱でうなされていたため、また、このブログで癒されました。
ありがとう・・・。

投稿: ちゃりえ | 2007年3月 4日 (日) 14時18分

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