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2009年2月21日 (土)

弁天橋駅

Photo
 弁天橋駅は短いプラットホームに屋根が載っているだけの簡素な造りである。しかし白木で組み上げられた柱と屋根に覆われた小さな空間からは不思議と力強さが感じられる。列車の到着時刻以外は静けさに包まれている。まるで社の中にでもいるようだ。
 駅のベンチに座り一人スケッチをしていると、鶴見駅行きの列車が到着した。それに合わせて数名の人々が駆け込んで来た。切符を買おうと焦る彼らに、列車の中から乗り出した車掌が「とにかく乗って下さい!(列車の)中で普通に買えますから!」と声をかけた。土曜の昼間、鶴見線は1時間に2本しか運行していないのだ。定刻だからといって乗客を置いて出発することはこの列車の流儀ではないのだろう。

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コメント

鶴見線は情緒あっていいですよねぇ。
駆け込んできた人は、そのあたりの会社(工場)に来た、
出張者かお客さんなのかな。ちょっといい風景ですね。

投稿: くてくて | 2009年2月24日 (火) 21時27分

多分「お客さん」だと思います。正にそんな感じでした(笑)
本当に鶴見線は情緒豊かですよね。どの駅で降りても
絵になる風景が広がってます。

投稿: tsurucoco | 2009年2月25日 (水) 09時29分

私は30年も横浜に住んでいながら、鶴見線に乗ったことがないです(驚)・・・が、たまに地方を旅行すると、1時間に1本しか電車が来ないような駅もあり、「駅の一日」の違いに驚きます。
地方(過疎地)の駅では、電車が来ることがイベントであり、ドラマ?であり、時間の流れに起伏がありますが、都市部では、ラッシュアワーこそあれ、だいたいは平坦な「都会の駅時間」が延々と続く。そして自分は、人間というよりは「運搬物」になったような気がする・・・弁天橋駅のような駅が鶴見区にあるのは、貴重だと思います。

投稿: stonfield | 2009年2月27日 (金) 05時26分

む、文学的なコメント、さすがstoneさん。
鶴見線は本当に乗ってみる価値のある電車だよ。
工業地帯を走る列車ですが、もちろん地域の住民の方々も
利用しています。その混在ぶりがまた素敵なんだよね。
「くてくてさん」のコメントにもありますが、「この駅で降りる
この人たちはどういう人たち何だろう・・・」とつい考えさせられる・・
他人のドラマを垣間見ている気にさせられるような電車です。

投稿: tsurucoco | 2009年2月27日 (金) 22時03分

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