岸谷にある「上の庚申」の脇の道を入り、幾度か路地を曲がると、小山の上に建つ小さな祠への入り口が民家の間に挟まれ存在している。草木を刈って作られただけの境内にはむろん人の気配はない。祠の外に中にも小さな狐の置物が並べられており、御神体には「杉山神社」の名が入ったお札が納められていた。
ここは直線距離にして100メートルほど離れた杉山神社の裏手にあたる。もともとはこの付近全体が杉山神社の土地であったものを、宅地化によってこの祠だけ分断されてしまったのか、それとも杉山神社に詣でるためにはかなりの急階段を登らねばならないため、その労力を省こうと分社されたものかは不明である。
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