2016年4月29日 (金)

生麦の高架下

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 街歩きをしていると、それぞれの街に独特の「色味」のようなものを感じる時がある。生麦の街を道なりに歩いていると、それを特に強く思う。東海道沿いに密集した住宅と住宅の間に落ちる影の色、国道駅に残る昭和の時代の看板の色、そして鶴見川の河口で感じる海の気配の色とでも言うのか。晴天の日よりも、むしろ曇天の日の方が絵になるという不思議な街である。
[スケッチ場所:生麦5丁目25番地付近]

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2016年2月 6日 (土)

【番外編】中原区ぶらり絵日記:多摩川の河川敷

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 東急線の新丸子駅を降りて多摩川の河川敷に向かい、遊歩道を散策した。日頃見慣れている鶴見川と、目の前の多摩川の違いは、なんといっても河川敷の広さである。ゴルフの練習場あり、野球場ありと多摩川の河川敷は圧巻だ。氾濫したときはこの河川敷まで水位が上がることを思えば、それがそのまま川の大きさの違いとも言える。東京と神奈川の県境となるにふさわしい川だ。目の前に巨大なビルが見えてきた。一瞬川崎の高層ビル群かと錯覚したが、下丸子にある企業の工場のようだ。
[スケッチ場所:中原区上丸子山王町1丁目1300番地付近]

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2015年10月20日 (火)

鶴見川橋を眺む

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 優美なアーチを描く鶴見川橋は、鶴見で最も「流麗」という言葉の似あう建造物だ。旧東海道に架かる橋としてはやや大仰なこの近代建築は、「渡る橋」としてだけでなく、「眺める橋」としての役割も持っているのだろう。鶴見川橋の入口には小さな公園が設けられている。滑り台で遊ぶ子供たちと、夕日を楽しむ人々が訪れていた。
[スケッチ場所:市場下町7番付近]

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2015年8月 4日 (火)

下末吉公園

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   済生会東部病院の裏手にある下末吉公園は 遊具がある砂地と草が生い茂る野原とに分かれており、それがこの公園をより開放的に、魅力的に見せている。 そこではキャッチボールをする家族、虫取りをする子供たち、そして緩やかに曲がる遊歩道を看護師に支えられながら歩いていくリハビリの患者の方など、様々な人々の姿が見える。 脇に設置されている椅子に腰を下ろしている料理人らしき人もいる。 病院の関係者だろうか。煙草を吸い終えると、立ち去って行った。
〔スケッチ場所:下末吉3丁目6番地付近〕

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2015年5月 9日 (土)

安善橋から安善運河を望む

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 4月末、市営バスに乗って休日の工場地帯に行った。「安善橋」バス停は終点の手前であるが、そこまで車内に残っていたのは私一人であった。降車してから人影もまばらな大通りを海に向かい歩いた。工場地帯の風景は、建物も道も運河の岸壁さえも、その輪郭がみな直線的である。そして色数は少ない。快晴のこの日は水の色と空の色とに圧倒されるようだった。
[スケッチ場所:安善町1丁目]

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2015年4月26日 (日)

天王院脇の階段

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寺谷2丁目の天王院に隣接して、東不二見台へ上がる階段道がある。境内を左手に眺めながら、くねるように緩やかに続いている。東不二見台へと上る道は何本かあるが、どれも地元の人が踏みしめることによって自然と作りあげられたことが感じられる風情のある道ばかりだ。この道もその一つである。
〔スケッチ場所:寺谷2丁目3番付近〕

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2014年9月18日 (木)

東寺尾ふれあいの樹林

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 「東寺尾ふれあいの樹林」は、東高校前のバス停よりすぐである。カラスの鳴き声が聞こえるだけの静かな雑木林の中に、人の姿はほとんど見えない。かつての鶴見は、本当はこのような姿であったのか。マンションがそびえる周辺の光景とは対照的である。もう少し散策路や地図をしっかりと整備し、遊具を置けば子供が遊びやすい場所になるとも感じたが、あえて自然のままで残すというのもまたひとつの考え方かもしれない。
[スケッチ場所:東寺尾1丁目14番地付近]

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2014年7月12日 (土)

7月の大黒埠頭

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 鶴見駅から17系統の市営バスに乗り、大黒大橋を渡ると大黒埠頭に着く。海に造られた離島である。P-1と名付けられた着岸地から桜木町方面を眺めてスケッチする。日曜の午後、港を行き来する船は少ない。目の前に繋留している船もみな眠っているかのようだ。付近の競技場で野球をする子供の声、近くで車をドリフトさせている音の方がむしろ響いてくる。釣り人も多い。平日は物流のための場所が、休日は埠頭の施設で時間を過ごす人々に利用されているようだ。
[スケッチ場所:大黒ふ頭P-1]

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2014年3月31日 (月)

【番外編】幸区ぶらり絵日記:鹿島田の二ヶ領用水

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 ニケ領用水とは、川崎領・稲毛領の二つの領に多摩川の水を引くため江戸時代初期に造られた用水である。現在では多くが埋め立てられたが、一部は整備され美しい小川として景観を楽しむことができる。まだ桜がつぼみをつける前の3月半ば、平間駅近くの歩道から階段を伝って川べりに降りてみた。河口に向かって流れていくせせらぎの音が響いている。この川が淀まずに流れていくのは、400年の昔精密に測られ人工的に作られた高低差があるからだ。
[スケッチ場所:鹿島田3丁目13番地付近]

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2014年2月21日 (金)

鷹野大橋から対岸を望む

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 鷹野大橋の上流に矢上川と鶴見川との合流地点がある。鶴見に向かって流れ込む矢上川の左岸が川崎市幸区南加瀬、右岸が横浜市港北区日吉である。ここは正に3つの地域の分岐点だ。両岸をコンクリートで固められた鶴見川の下流から上ってくると、この付近の岸辺には自然が感じられる。その自然の河川によって土地が分かたれ、その土地の上に人々の作り上げた地域が存在しているのだ。そういうことを考えさせられる場所であった。(絵の中の橋は矢上川にかかる矢上川橋)
[スケッチ場所:駒岡5丁目22番地付近]

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